2006.10.16


明日から2日間、仕事お休みします。

今朝、6時過ぎに鳴る我が家の電話。

家族全員が不吉な予感を感じました。

おじいちゃんが亡くなりました。

もう何年も前から目は見えてないけど、社交的なおじいちゃんは友達を作るためにデーケアとか行って、目が見えない分、速度は遅いけどしっかりと自分の足で歩き、食べる量は少しだけど元気で人と話すことが大好きで会いに行くと、おしゃべりな私に話す隙を与えず話すおじいちゃん。

あまりの突然のことに、いまだ信じられずにいます。

今日は普通に仕事してきて明日、早朝から丹後で眠るおじいちゃんのとこへ行きます。

今日は仕事、集中できへんやろな・・・と思ってたけど、ものすごく集中できたしはかどった。きっとおじいちゃんが”今やらなあかんことをしっかりとこなしなさい”って言ってくれてたんかな?

高校、大学、就職と合格したときにものすごく喜んでくれたおじいちゃん。

私がおじいちゃんの一番下の孫で、他の孫より年も離れてたせいか一番かわいがってくれてた。色んな遊びを教えてくれて。一緒に泳ぎに行って。

小さい頃、おじいちゃんに教えてもらった遊びを無意識に姪っ子にやってあげてる私がいます。

いつも自分のことを”ぼく”って言うおじいちゃん。小学生の頃は”ぼくぼくじいちゃん”って呼んでたな。

おじいちゃんの目が見えなくなったとき、入院してるおじいちゃんに私が選んであげた犬の柄のパジャマ。おばあちゃんは”こんなかわいらしいの年寄りには・・”って言ってたけど、おじいちゃんは私が選んでくれたからって喜んで着てくれて。看護婦さんが”おじいちゃんかわいいパジャマ着てるのねー”って言ってくれたとき”一番下の孫が選んでくれたんです”って嬉しそうに返事したってゆうのを聞いたとき、めっちゃ嬉しかった。それから、目が見えてないからおじいちゃん的には何着ててもわからんのにおばあちゃんが”今洗濯してるよ”って言っても”○○が選んだあの犬のパジャマが着たい”って言ってくれてヘビーローテしてくれてたんやってね。

もう一人のおじいちゃんは私が生まれる前に亡くなってるので、私にとってはたった一人のおじいちゃん。

ほんま、あまりに突然のことで意外に冷静です。

実感がないというか・・・

でも明日早くに出発するというのに、荷物の準備もカンペキやというのに眠れません。

私ももう23歳やし、その分おじいちゃんも年を取っていってるのは当たり前のことで。でも、私からみたら子供の頃からおじいちゃんはおじいちゃん。自分ばっかり大きくなってると思ってたけど、違うんやね。私が23年間生きてきたのと同じペースでおじいちゃんも私が生まれてから23年という時を生きてきたんやもんね。

おじいちゃん、84年間おつかれ!

小さい頃はおじいちゃんが話す、戦時中の話が退屈で退屈で何も聞いてたかったけど、大きくなってからお父さんからおじいちゃんは満州で兵隊として日本のために戦い、目の前で何人もの戦友が死んでいく中、自分も足にこぼれ弾を受けながらも必死に生き抜いた。っていうのを聞いて、おじいちゃんかっちょいいじゃん!って思った。

書き出したらキリがないね。

おじいちゃん。明日会いにいくのが最後やなんて、いやや。
あんなおしゃべりなおじいちゃんが明日は黙りこくってるんやもん。
早く会いに行ってあげたいけど、それが最後になるって考えたらちょっと明日になってほしくないよ。

おじいちゃん。ひとつだけお願いがあるのだ。
今、おばあちゃんも病気と闘ってるよね。おばあちゃんが居ないと何にもできへんおじいちゃんやけど、寂しいからっておばあちゃんも連れてかんでね・・・おじいちゃんは友達作るの上手やからそっちでも沢山の友達作って楽しく過ごせるよね。年取ってガマンしてきた大好きなお酒とタバコ片手に多くの人におじいちゃんの武勇伝聞かせてあげてよ。孫やひ孫の自慢話もしていーよ♡

        ♡大好きなおじいちゃんへ♡2006.10.16♡